製品紹介

カネキの木粉について
株式会社カネキでは木粉の製造・販売を行っています。
カネキの木粉は当初フェノール樹脂成形材料のバイオマスフィラーとして開発されました。その後、WPC(Wood Plastic Composites)のバイオマスフィラーとして活用も始まり、多くのお客様に採用して頂き、電気部品や人工木ウッドデッキへと姿を変えています。

人工木ウッドデッキとして住宅などに

フェノール樹脂成形材料のフィラーとして電気部品に
近年では気候変動や海洋汚染などの環境問題に対する関心が高まり、化石資源由来プラ スチックの使用量を削減しCO2の排出を抑制するカーボンニュートラルや、石油や鉱物 などの有限資源から再生可能資源への転換が強く求められるようになっています。これによりプラスチックに木粉といったバイオマス由来のフィラーを高配合し、化石資源由来プラスチックの使用量を削減するという取組みが進展しており、バイオマスフィラーの用途が、樹脂に充填され様々な製品へと展開されるアップサイクルへと広がりつつあります。
活用事例
主にフェノール樹脂成形材料フィラーや人工木ウッドデッキのフィラーとして活用して頂いています。またそれ以外の用途のお客様にも販売しております。木粉の可能性を広げるべくお客様とともに用途開発を行っております。
お客様事例
- 人工木材ウッドデッキ
- フェノール樹脂成形材料用フィラー→電気部品や自動車部品に
- WPCコンパウンド用フィラー→内装建材向けや日用品に
- 排水処理用反応剤
- 蚊取り用品
- 手持ち花火
- 木粉粘土
- 農業用散布剤
- 発煙筒
- 研磨剤
- 燃料用
- 猫砂・・・等
カネキの木粉の強み
01ISOを取得した木粉製造工場

多くのお客様と事業を続けていく上で品質マネジメントシステムの改善は欠かせません。弊社では2008年にISO:9001を取得し、お客様の要求を満たす製品やサービスを継続的に提供できるよう努めています。
02大量生産ラインによる高品質な木粉の供給
弊社では200t/月以上の木粉を製造しています。大量生産ラインにより高品質、適正価格の木粉供給が可能です。
お客様の量産化にも対応できる数少ない木粉メーカーです。
03安心・安全で無駄のない持続可能な「原材料」


県内外の製材工場で発生するおが粉を有効活用しています。 弊社の木粉に使用するおが粉の量は、木材に換算すると6000~8000m3程度の数量になります。おが粉を利用することで木粉を製造する目的で木々を伐採しない、サステナブルな調達を行っています。 弊社で受け入れしている原材料は供給業者の皆様のご協力のもと、化学物質等を含まない安全なものを使用しています。 建築物の解体材や海外産の木粉やおが粉などは含まず、安心・安全な原材料です。

Quality(品質)・Cost(コスト)
・Delivery(納期)
確かなQ・C・Dで
お客様にお届けします。
独自に培ってきた技術とノウハウで、確かな製品をお届けします。弊社の製品は多種多様な製品の原材料として利用されており、姿形を大きく変えて皆様の生活に役立っています。
Quality(品質):人の手に依存しない自動化された製造ライン
製造ラインは原料投入後、充填工程まで自動化されています。製造ラインはIOTセンサにより管理されており、粉砕機の負荷や乾燥炉の温度等、製造ラインの運転状況が見える化されています。基準を満たさない運転が検知された場合、直ちに運転を停止し、原因の除去を行っています。完全な製品がお客様のもとに届くよう設備管理を行っております。全てを紹介することはできませんが、一部を紹介いたします。

粉砕機の負荷を計測したデータです。投入量の過不足やアナログデータ、季節要因とすり合わせることによって粉砕機の刃物の減少具合を推定しています。これにより均質な粒度を保った木粉の製造が可能になっています。
Cost(コスト):生産性向上によりコストダウンを行っております。

生産性向上によりコストダウンを行っております。
生産性向上を目標として日々の生産の中で、監視・測定→データ分析→問題点の洗い出し→設備改善のサイクルを回しています。本格的に生産性向上に取り組み始めてから生産性47%増を達成しています。
また自分たちにできることは可能な限り内製化を行っております。自分たちで内製することで、設備コストダウン、設備保全のレベルアップが可能になりました。最小限の投資で最大限の結果が得られるよう努力しています。その一部を紹介いたします。

搬送スクリュの自作

搬送FANの自作

画像センサを用いた製造ライン監視